曇り空のずっとずっと上のほうは、いつだって晴れ晴れとしている/涙(ルイ)
 

考えれば考えるほど
何もかも嫌になってしまう3月某日
空があまりにどんよりしてやさしいから
ついつい泣き言をいいたくなってしまう昼下がり


生きるための理由がどうしても必要だから
必死にこれまで探してきたのだけれど
どれもこれもみんなしっくりしていそうで
あてはめてみれば 決まって寸足らずで
このしょぼくれた連日連夜を
どうやって消化すればいいのか
はっきり云ってしまえば もうお手上げ状態
誰か助けておくれぇってな塩梅なのです


出会った瞬間から用意されていたさよなら
去っていくのは決まって相手の方で
ひとり取り残されるのは 決まって私
それが私に似合
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