夢/くろきた
 
誰もいない 夜の草原を

あなたと二人で 歩いていた


それも 手をつないで


だけれど むこうから

あの子が 歩いてきたから


繋いでた手を振りほどいてしまった



目が醒めて さっきのは夢だったのだと

気が付いたときには もう遅くて

あまったるい あの空気に


もっと酔っていればよかったと


こうかいした


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