パステル涙/嘘而
 
・地平線の夜
適当にゆうごはんをすませて、空気の音をきく
たったそれだけのことを
誰もしようとしないから

・轟音生活の末
誰かの心臓がさよならを告げる
なみだの氷で世界はまた少し、冷たくなる
そう思いたかった

・滅裂寸前な恋
思い通りにいくわけないんだからって
何度も自分に言い聞かすだけ
つまりため息はしたくなくて
ただそれだけで

・透明な人
背中あわせをする勇気なんてないし
警戒だけはしてる、奪われないように
何を?
それくらい、自分で考えなさい

宇宙は死ぬことができるのだから、わたしは殺すことができる



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