/tutty
 
僕は街を耕して

キミに地球を半分やる

君を中心に動くんだ

孤独の弧を描く月も

陽炎の滲むかなたに鼓動をする


感じるんだ、いちばんつよく

いつだってすぐに

見ると

ゆっくりと隠れる

確かな理屈に見かけは見かけ

表情は伸びたり縮こんだ

だのに孤独な宇宙船は球を見る

薄い関節ひしゃげて音立てる

母なる海の揺りかごに眠る安心を

地面に伸ばして数えてみると

太陽の影は太陽に包まれていた

音色も音量も同じ大きさだったころの音楽があったのだ

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