スイッチ/番田
迷路の中みたいだ
ルートを探して歩き回っている 目は
数え上げた 地図の上に鉛筆がひかれていく
重なってはいない いくらかだった
売値は正確だ
いくつもの光を見た 商品とは
魚が釣り上げられた 道具の
商品とは何だろうと
商品に溢れた世の中だ そうして 財布は
詩についてをそこで考えることをやめることにした
漫画を借りて僕もぼんやりした 糸を垂れると
迷路を出て近くの堤防を歩いた
針につけた練りえさはタマゴを練ったもので かかりそうだ
外そうと思った
けれど わからない
わからないここで 問題発生
どうにも、仕事だった
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