半ドア/
15フィールズ
、気をつけて欲しいな」
君はドアを開けて外に出て
あらん限りの力を込めてドアを閉めて
どこかへ去っていった
凄い音がした
もうドアは二度と開かないんじゃないかと思うくらいに
固く閉ざされた空間で
僕は一人ぼっちになった
君が僕を拒絶した音が
しばらく耳に残った
このまま眠ってしまおうか
と考えたけど思い直し
エンジンをかけて
もう半ドアになることのない車を
夜の街へと走らせた
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