個と孤/
因子
孤独という
張り詰めながら、それでもたゆたうこのことばは
いったいどこからお出ましになって
ここに鎮座ましましているのだろうか
けして拒絶しないやわらかなグレイ
みたこともない炭坑を
ゆっくりとまばたきするたびに
瞼の裏へ
更新していくような
グレイ
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