気持ちの責任/吉岡ペペロ
 
いつものように射精のあと

胸にはひんやりとした粗雑

おとなしく貼りついている

心もそれに慣らされている


生きてゆくという事は

ただ生きてゆく

という事ではないのだ


気持ちなんて勝手なものさ

だけどその責任考えている

誰もひとりでは楽しんだり

悲しんだりできやしないよ

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