月夜に。/
poetaster
くっきりとあかるい黄金色
冴え冴えと澄みわたった闇に
ぽっかりと浮かんでいた それ
何処へもゆかれないわたくしは
そのしたで
孤独やら絶望やらと
親しくしていた
それは
しろい灯りをおとしながら
そこに居た
交わされない言葉をもてあまして
わたくしとそれは
おなじ空のしたで
けれども別々に
孤独やら絶望やらを
呑みこんだ
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