構造体/
佐藤伊織
まるで神経が張り巡らされているように
私の神経が私を越えて
身の回りの人工物を覆い尽くし
神経節が夜陰に乗じて
あらゆる構造物に痛覚を持たせる
あらゆるものが会議にかけられ
その形が決定され
規格化されているかのように
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