RPG/音遥
気が付いたら、朝だった。
いつ眠ってしまったのか、全く覚えていない。
最近はいつもそうだ。
夜遅くまで起きていて、昼過ぎまで眠っている。
何もすることが無い。
窓の外を見ると、今日も雨だった。
だから僕は、どこにも行かない。
ここで雨がやむのを待っている。
これだけ雨が降っていたら、この間もらった花にも水をあげないですむだろう。
花は、見ていると心が落ち着かないから外に置いてある。
風で倒れたりしていないだろうか。
カーテンを開けるのも面倒だから、忘れることにした。
時計は午後1時を指している。
僕にしたら早く起きたほうだな。
久しぶりに
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