ずるずる/八男(はちおとこ)
 

お尻の穴を広げて 世界を包みたい
何が 愛なのか 知りたい

君を抱きしめるすべしか知らなかった ぼくは 無知過ぎた

お尻の穴を広げて 君を包むことを知ったその日から
ぼくは 君を包んでいた

君はその時から
夜空はいらないと言った

それから ずるずると1年が過ぎ
もう君は ぼくに会わないと言った

それっきり 君は
ずっと
ぼくのお尻の穴に閉じこもったままだ

会いたい   君に   会いたいよ






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