虚無描写/番田 
 
夢を持つ誰かとでもなんとか仲良くなろう、そうしてああ、奉仕者としてそこで扱われて、金を脅しとられるのだろう。金は、誰が持っているんだ、空っぽの財布の、ただよった体だ。誰が、俺や世の中の構造をそこで操作しているんだ。透明なあれは意味のひとつだろうか。

知らないし、わけがわからないよ、僕はイメージを描きたい、誰かに描いた物をあげてそしてそうして、日銭をもらってどこかでおいしいものを結局のところは食べたいよ。ブラジルに行かないのならそこからどこがいい、僕はメキシコでもないのなら、行く場所なんてないな。道を教えるのもどこか嫌そうで、鼻で笑われたものだよ、しかしすべてが悲しい物語だ。

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