冬の夕暮れに便所に立つまでのひとつの乱雑な考察/ホロウ・シカエルボク
 
生が残る
それを誇りに思うかどうかはお前の気分次第でいい
どちらにしても景色は流れてゆくものだから
着地点など定めずに飛べ、それはひとつの点に過ぎない
着点など定めずに飛ぶんだ、それはひとつの点に過ぎない
そこにどんな理由があったのかなんて誰かが決めてくれるさ、気に入ったやつだけ拾っていけばいい
行けよ
行きなよ




俺は小便に行くからこの文脈はここで終わりにするよ
抱いたまま行っても一緒に飛ばしちまいそうだからな




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