冬に海/
番田
海に腰は下ろしていて、そうして、眠ることに考えた。
高い服を買って、満足すると眠った。
眠れない夜を過ごすことなどしばらくなさそうだ。
また新しい欲望を、買ってしまった。
何も持たないことへと考えて、僕だけが満たされたようで、そんな気がする夜は、ああ恋人と過ごしたい。
窓の向こうには雪が降っている。
誰が何と言おうとそれは白い雪で、とてつもなく、寒かった。
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