ハード・ブロウ/ホロウ・シカエルボク
すべての神
その先にあるものが欲しい、その先にあるものが知りたい
前口上だけで開く幕のない舞台みたいな
そんないきさつは知りたくもない
幕を開けろ、幕を開けろよ、幕を開けてライトを照らせ
網膜を焼くほどの明かりでなくっちゃ俺は満足しないぜ
すべての人生という存在があぶり出しになるくらい強く当ててくれ
そうすりゃ求められたくらいのことはきちっとこなして見せるから
例えるなら生身で沈んだ墓地の
全身にのしかかる土の圧迫のような夢
それが一番生きていることを感じられる夢だ
だから降り注ぐ太陽が一際明るいのだ
どこまでも叩き落ちる感情、ダウン出来ないハード・
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