季節の花便り/
天野茂典
今年の夏は暑かった。いつもより梅雨明けがはやかった事もあって、真夏日が40日を超える酷暑になった。ひまわりや朝顔がまぶしかった。
花は季節の風便りでもある。花はわたしたちのこころをなぐさめ、物語を生み、視床下部にゆたかなインパクトを与える。
秋来ぬとめにはさやかにみえねども風の音にぞ驚かれぬるとうたわれたように、昔の人は夏の初めに既に秋を感じていた。
季節は秋に変わろうとしている。
竜胆などがみごろであろう。
戻る
編
削
Point
(1)