小春日和/CAMILLE
 
寅の君 顔の湿りゆくサルコメア暑く冷たくて無しを知るなり

古典読む 時の幼児に脅えてるタールのなかの私のワイフ

乳母の声叩いて叩いて海苔を撒く明日の涙に雪は降りつつ

九つの晴れの日ケの日桜の日犬は私の私は犬の

包まれる河馬の脳漿をとこしえに小春日和、冬、降る
戻る   Point(0)