night dive/伊織
れたのちにすぐヘッドフォンを耳にするのは
見える世界が疲れるからで
毎日、毎日、
降りしきるもろもろの感情は西船橋駅の車中から見えるホテル街のあたりに不法投棄していました
旅に出る理由を100個挙げるのはきわめて簡単ですが
それも津田沼駅でドアが開くまでです
わたしには帰るべき場所と行くべき場所があり
決められた直線を輸送されては降り、
輸送されては降り、
変わらぬベタ塗りの車窓ではなく携帯に遊ぶ
はずの
目を覚ましたのは
まさしく
Giant Steps
今すぐその荷物を降ろしちまえ
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