走り書き。ヒトにとっての色とは何か。/小池房枝
 
外線、X線、電波望遠鏡。天文学において、あの銀河はとても赤いんだ、というつぶやきは今までとは違った意味を持ちます。とてもとても遠くにあって、もっと遠くへものすごいスピードで吹っ飛んで行ってる最中だっていうこと。かつてはアンタレス。さそりの心臓。赤い顔して今日も呑んでるな。天の星でさえ酔っ払ってるんだ。俺だって飲むぞと歌った中国の詩人にとっての「赤」、のように。
 ヒトにとっての色、というものについて考えるときに、私はついこういう方面に気持ちが走っていってしまいます。乱筆、乱文ごめんください。読んでくださった方お付き合いしてくださって有難うございます。
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