かんぷう/
唐草フウ
寒い風が
とても寒い雪風が
ほほにあたり
ほほをやぶる
じわじわやぶられた
くるくると・結晶が、つんざいて
ぴいぷうと容赦を
しない
疲れても疲れても膝さえ抱えれば
憑いたものはとれていくと
膝にしんおんを響かせれば
こびりついた不安は こそげると
きぼうのうたをかくしています
でもまだ書けません
ちゃんとできるのはいつだろう
親指のさかむけをいじる
はやくどうにかなりたい
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