言葉だけがむなしく響く。/真島正人
貴様らに何がわかる?
貴様らの何が何を知っている?
貴様らがあざ笑い
貴様らが褒め称え保護しようとするのは
目を覆いたくなるような
死んで悪臭を放つ赤子だ
※
私の赤子はもういない
海に沈めておいたら穴子がすっかりと食べてしまった
楽なものだ
※
取れるものは取っておきなさい何かの折にきっと使用するあてが出来るはずだから
※
純粋さが単純さを飲み込むその逆もありうる
私たちの対抗手段は私たちが賢明になることではない
※
救いがたい純情をどのように鎮めればよいのか書いてある書物を探すだけで
昨日
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