ほのぼのとした詩/間村長
 

野球見に行って食事して来ようか」
と、一気にまくしたてた
その後何処の飲食店に行ったのか記憶に無いのだが
あの妙な暗いのか明るいのか曖昧な薄暮だけは覚えて居る
結局そのキャリアの女性はビールを飲んだ私の為に
帰りに代行運転手まで務めてくれた

そのマネージャーはバイトの面接に来た女の子でその他の事は全てクリアして居るのに
ただサンダルを履いて来たと言うその事だけの為にその子に不適格の烙印を押した
マネージャー見習いを首にした事で一挙に人徳を高めた
どうやら以前中学校で英語を教えて居た様だ
その為隠居した後は子供たちに英語を教えながら余生を送りたいと
言って居る
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