勇者たち/捨て彦
てないもんやから、ほとんどの勇者の人は、諦めて戦いやめてまうんです。まぁ15000円まる損ですわな。ほやけど、わてら含めて、何人かは真相つきとめよう言いましてな。ほんで、先発の五人がまず悪魔さんと話してきてくれたんですねん」
「そうですか・・・・」
「・・・まぁまぁ、あんたの気持ちも分からんでもないけどな。わたしら皆そういう気持ちなんやし・・。気ぃ直しなはれ。ほんでな、ここからワテらの番なんやがな。」
「番と言いますと?」
「今からワテらが行って女神さんに詰め寄りに行きますのんや。・・と、ゆうても、もう先に別の二人が女神さんとこに出発してますよって」
「もう二人の別の勇者さんが?」
「
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)