魔法の毛布/
鵜飼千代子
わたしは
水色のコートをまとう
これは あなた
ぼくは きみの毛布
必要なときにだけ
引きずり出してくれれば
寒くても 寂しくても
孤独ではないよ
独りでも 冷たくても
孤独ではないよ
あなたが
変わらぬ愛をくれたんだ
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