夜明け前それもまた、黄昏。/ユダ
 


待ち続けた




だから僕は歳をとっても
老いていってもずっとずっと
待ち続けた

成りたい僕に僕が成ってた



待ち続けて日々歩んでた今日も
既に幾万の夜を超えてた今日で
明日を忘れて老いた僕は



最期に成ったその夜空を
後悔などしない様に見上げてた




忘れてないよ

待ってたよ

おかえり。




だから僕は歳をとっても
変わってなんかいない
無様でも

僕はずっとずっと僕のまま











君がそっと




そっと迎えに来てくれたから。
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