ラブ波/
あおば
100119
寒いからと
布団に潜るのは
いけませんと
朝の神様が戸を叩く
紙の上に描いたお供えを
満足げに召し上がり
神様は帰られた
布団の外は
明るすぎるほど明るくて
眩しいくらい
大あくびをしてから
御飯を炊く
白く盛り上がった飯粒が
今日の仕合わせを約束してくれるようだ
ご馳走様と手を合わせ
靴を履いて
外へ出る
風が冷たいが
もう寒くはない
「poenique」の「即興ゴルコンダ」投稿作。タイトルは、クローバーさん。
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