ある冬の日に/ZETSUMU-絶夢-
 
ただ抱きしめたかった
ただ君に触れていたかっただけなのに

ボクは君に拒まれた日から生まれ変わる努力をした
もう二度と孤独を、絶望を感じないように

君の髪を撫でていたかった
髪のセットを壊さないように、軽くしか触れなかったけれど
もっと撫でていたかった

君の頬に触れていたかった
寒い冬の日 温かさと柔らかさを思いださせてくれた

そして、君を抱きしめたかった

触れていたかったのは、孤独だからじゃない
君が好きだったから
そのぬくもりが欲しかったから

でも今は もう・・・
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