フィクション/
弥鈴
フィクションに
幻を信じた女たちは
二日酔いの朝の様な
気だるい脱力感纏い
眩しそうに太陽睨む
フィクションに
疲れ切った男たちは
優しさに飽きた様に
冷たく無表情を装い
蒼い満月睨みつける
どうして幸せなんて
求めていたんだろう
それでも又愛を探し
街の蛍は闇を彷徨う
ノンフィクションな
エクスタシー求めて
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