孤独の光、りひと/海里
 
古代、影という言葉は
月影とか
面影とか
光りのことでもあったので

孤独の影は孤独の光り
ひとりの孤独はひとりの光り

光る子と書けば
ミツコさん
光りはみつるものでもあるが

光る子と書いて
コウシとも読み
素粒子でもあり波動でもある

孤独はまったく
己読であるから
ひとりはまったく光りでもあり

聖は即ち
日知りであるから
ひとりは日取り、日々生きていく
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