冬のひかり/
吉岡ペペロ
ひかりが冬の風をほどいていた
物かげをみつめながら
たばこの灰を風にながしていた
ふくらはぎには陽があたっている
車にもどることにした
後輪の日なたに雀が
ちょうど三角をつくって跳ねていた
そして、よこへ三羽
仲良く飛んで消えてしまった
また、お便りしてもいいですか
万事はこんな調子です
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