やっぱすべてはあるがままが(※歌えません)/ホロウ・シカエルボク
 




おれが自室で退屈しのぎに何となく詩を書いていると
胸に直筆で「神」と書いた名札をつけた男が現れて
いきなりこんなことを言った「選べ。」
「おまえの言葉はいい加減すぎる。それでは詩とは言えない。詩人になんて到底なれないぞ。選べ。」
「あんたいったい誰かな?そもそもおれと会うの初めてだよな?そもそも入ってくる前に玄関でまずベルを鳴らそうぜ?」
そいつははもったいぶっている割には不思議なほどそこらへんの連中とまるで違いはないように見えて
おれは適当にあしらって帰ってもらうことにした
「ねえすぐ出て行かないと警察呼ぶけど?」
「けっ…警察とか呼ぶ必要はない。
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