【批評祭参加作品】学校だと思う。/相田 九龍
 
 詩は勉強するものだろうか、という問いにイエスと答える自信はない。詩は教えられるものだろうかという問いにも同じく明確に答えられない。
 短歌などの世界では結社というものが存在するそうだ。自由詩にそれは必要だろうか。それは、必ずしも必要ではないだろう。

 詩のサイトは学校だと思う。教える者と教えられる者が存在する学校だと思う。基本的にはみんなでニコニコしながら、たまに厳しい目を向け合いながら、切磋琢磨するべきだと思う。詩のサイトは学校だと思う。
 では冒頭の部分と矛盾するではないか、と思った人も多いかもしれない。誰が教師で誰が生徒なのか、と疑問に思う人もいると思う。すべての人が学校だと思わ
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