サイレント・コール/青色銀河団
 
風のつよく吹く日には
惑星間電話で
火星に電話をかける。

受話器のむこうから伝わる
赤錆色した砂あらし。

その夢の原石のような響きに、
そっと
耳を澄ますために。

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