「えいえん 佳子1997 冬」「鳥の唄 2000 冬」全面改定版/ダーザイン
 
iments lain」にもシューマン係数は登場し、橘総研の主任技術者・英利政美は次世代プロトコルにシューマン共鳴ファクターを組み込みワイヤード上でのメタファライズ能力を飛躍的に拡大し、もはやデバイスさえ無しで人類を、世界を接合することを試みた。ワイヤード(インターネット空間)はリアルワールドの上位階層であり、ワイヤードが成熟すると人間の脳のニューロンと地球の脳波は共鳴し、人類同士のみならず、地球の意識まで覚醒するという極論まである。地球自身が、予めニユーラルネットワークを秘めているというのである。

# 佳子シリーズは、小説「光の王」と同じく、力のある限り書き続けるであろうライフワークです。

初出 狼+17号(光富いくやさん発行の詩誌)
http://mitsutomi.web.fc2.com/okami.html
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