朗読/番田 
 
表現とは他人の言葉
空虚には自分の声の
誰でもない先輩方、教えてくれる

壊れのない骨のワイパーに番号をメモする
思考の先に毛が
考えてこぼれ落ち
歌う道に

靴のない夜の体に腐った家路へとさ迷って
はじまりとする夜に
豪語している言葉へと

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