ショーウインドー/番田 
 
俺はひとりの人間なのだ
いなくなった俺よ 空として戻ってきてくれ
そして指先に白色として書くことで
ただ生きた そして書いては 考えさせられている

心は、この器の外なのだろう 
羽交い締めにさせられては 消えていた
でも 何の悲しみですらない
花粉のようなダイヤモンドよ

小さな村だから 書くことで
俺は ああ 庶民になるのだ!立ちつくしながら
噛みしめさせられていた 
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