無意識化のノート、1ページ目/ホロウ・シカエルボク
 
、そんな風にシンプルに物事が運ぶことは俺の思考の中ではあまりない…この文章の冒頭に登場したフレンチのシェフは、香草の香りを嗅ぎ過ぎて精神に異常きたしたようだ…俺は出来ればそんなルートをたどりたくはない、だけどそのためにはどんな手を講じればいいんだろうな?無自覚的に生きることだけは避けなければならない。この世で最も陰鬱な沼はそんな奴らを見つけると、流れなんてまるで存在しない湖面で、どぷんと波を立てたりするんだぜ…。



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