【批評祭参加作品】失われた「鈴子」を求めて/香瀬
バカな子どもが ふざけて駆け抜ける
おれは空洞 でかい空洞
いいよ くぐりぬけてみな 穴のなか
さあどうぞ 空洞
たとえれば、バカな子どもがくぐりぬける空洞になりたいし
いっぽう、空洞をくぐりぬけるバカな子どもでもありたい、とも思うのですよ。
(一条・レス、一条「ホーキンスさん」)
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この詩を読むという行為は、座り込んで石を並べている一条さんの向かいに同じように坐って、僕もじっと石を並べるのを見ていることだったような気がします。
(右肩・レス、一条「ホーキンスさん」)
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(1)
ホーキンスさんの顔
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