勝利という概念は記号の罠だ 仮説メモ/結城 森士
 
(※今から書くことは、かなり飛躍した考えで、矛盾に満ちている。私自身、今から書くことを本気で考えているわけではない。本気で書いているとしたら、あまりにも宗教じみてもいる。なぜ書いているのかというと、ふと思いついた面白そうなことを忘れないように書き記したいからである。)

「勝つ、負ける」
そこに「優劣」を組み込むのは、生物の遺伝子的な本能だといえる。それは単純に優秀な血を残したいからである。どんな生物も、記号によってコミュニケーションをとり、本能すら記号によって組み込まれている。生物はそもそも「記号化したがる」特性を持っていて、人間はその「記号化したがる」特性を最大限に生かすことが出来たから
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