明けましておめでとうございます!/花形新次
 
おまえが愛だと信じて疑わないもの
それは俺には支配でしかない

おまえが野蛮だと吐き捨てるもの
それが俺のありったけの優しさだ

闇は深く
真実を探り当てるには
まだ何人も殺さねばならない

放心したおまえの青白い腋下に
溢れ出した魂を塗りたくると
「皇帝」第三楽章が静かに流れた
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