かえるのうた/伊織
あおがせまくなった
かえる なきわめく
「もう、じめんすらとどかない」
かえる なきつかれた
かえる よこたわった
かえる あなの おくへ
ひかり みえない ばしょへ
せまい土はかえるにまとわりついてじっとりとつつんできもちがいい
かえる やすむ
そらを わすれ
かえる ねむる
生きとし生けるもの、太陽の光を浴びてエネルギーを生産し、夜は眠る。
地面が暖かいのは太陽の熱を吸収しているからであり、
つまるところまた太陽は昇り、
あっさでっすよおーーー!
かえる おきる
かえる きづく ひかり
まぶしい
かえる あな みあ
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