夫婦考/籠球太郎
 
になっていくのだと思います。

そうなるためには、
お互いを認め合い、
思いやるという努力が必要だと思います。

一方、親子の関係は、「血の関係」です。

これは切ろうとしても切れない関係です。
この世の中に、他には存在しない関係です。

親子である関係は…
誓い合うものではないのです。

親が子に、
「勘当だ!」と言おうと、

子が独り立ちして、
親元から巣立とうと、

最も濃い「血縁」の関係は、親子として一生のものです。

私の父母も〜
80歳と77歳と健在です。

52歳になる私も、父母の前では、
あの三人家族の時代の息子に戻ります。

[次のページ]
戻る   Point(1)