昼下がりのつたないモノローグ/りょう
 
私をヒロインに小説を書くのは
はなれているからでしょうか
そんなあなたの足を
歩いているとき
掃除機でからめたいです

前に言い切りましたよね
みんな命でつながっていて
よりかかることなしに
僕たちはあふれている、と
本気で言ったのでしょうか
私は何を感じているのか
どんな顔をしているのか
自分でも分からなくなりました

あなたはただ
うまれてくる想いを
言葉にせずにはいられず
私に話したのでしょう
不思議な気持ちです
はなれている今
何も確かめようがなくて
胸がモヤモヤしています

いつか
何も考えてなさそうな
あなたの顔を
虫と間違えたと言って
新聞でたたきます
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