σスター/CAMILLE
を信じてここまで来た
が
どこなんだここは
どこまでも広がる茶色い大地の真ん中であいつは
卑猥な写真集を広げてニヤニヤしていた
咎める僕に君はなんて言ったと思う?
「ああこれ?課題図書だよ」
んなわけないやろ
んなわけ
ないやろ
今晩も星が綺麗だよ
電話して窓を空けた僕の部屋に大量の甲虫が入ってきたよ襲われました
「おい大丈夫か?」
受話器から漏れ出づる君の声が冬の夜にリフレインした
僕の言葉を信じてここまで来た
が
百人乗車したタクシーの中で私は涼しげな顔ができなかった
だって(だって)
そんなことしたら(そんなことし
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