ザ・ブーンンンンンあいか/砂木
なしという続きのために
削られても消えない
かけらが つながらない線に渡る
後ろ指にかけられた
時計のガラスが見送る
つむれば目が見ていく 心細い幸せ
畳みに けばだつ痛みに
染み込んでいるレールの風
気を失っている間に耀いていた
ただの夢なのに
手をつないで ここにいるべきと
往来の喧騒へ 行かせなかった顔
宇宙の広さにすがりついて
信じてうたって
それが力になれるとうぬぼれるわけじゃない
でも 届け
過去にしかいないけど
未来にいるはずのあなたへ
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