窓。/hope
でくれた。
だから僕は嬉しくて、僕の背伸びは続くのです。
ママもパパも、いなくなりました。
僕は背伸びを必要としなくなりました。
僕は憧れていた窓の向こう側で、届かない景色を探してた。
背伸びをしていたあの頃の少年は、もう20歳になりました。
【強さ】を知って、僕の【弱さ】に気付きました。
けれど、窓の向こう側には誰もいませんでした。
それでも僕は、20歳になりました。
留まってみても、流されてしまって、
随分遠くまで来てしまったみたいです。
泣きたくないから、笑ってみた。
(笑うって、疲れるよね)
泣いてしまうのと同じくらいに。
だから僕は、夢
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)