コーラ味のガム。/天使
 
ねぇ、知ってた?
君がはじめて、私にくれたもの。
一つのガム。コーラ味のガム。
それがね。どれだけ嬉しかったかわかる?

君のズボンのポケットのなかにはいっていた・・・
まだ、少し君の体温で暖かい。
そのガム。
たった一つのそのガムの味は、今でも思い出せる。

君がはじめてくれたもの。
一つのコーラ味のガム。

今までの一番のプレゼント・・・
それが、一つのガム。
戻る   Point(2)