インド旅行記2(成田→デリー)/チカモチ
害に負けない大いなる力。生活全てをかけて神々の加護を求め、その恩寵にすがろうとするところにヒンドゥー教の祈りがあるそうです。
少しでも恵まれた生活をしたい。そのために人知を越えた力を求め、神々を喜ばせようと朝夕祈る。人々にとって大切なのは「偉大な力があること」であって、徳の有無はあまり関係ないようです。ヒンドゥー教には煙草や酒、ドラッグを平気で受け入れるふしだらな神が多いのですが、それでも彼らを敬うのはこのあたりに理由があるのでしょう。
社会が宗教をそうさせたのか、宗教が社会を作り出したのか、と考えるのは鶏卵論争を議論するようなものですが、とにかく彼らはこうした宗教観に基づいて生きているの
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