『「・・・・・・(・・・・・)・・・・・・・」』/ヨルノテガム
 
体の消失、分解 その前に己の肩と己の肩が すれ違って
 別れていくような歩行をッッッッ

 呆けた太陽と月の光、まぶたの裏の星座図
 寒暖が鼻を抜けて いつまでも終わらない練習を
 頼まれているようだ

 ワレワレは協力的に眠り、協力的に起きている
 協力的な一体感を共感しつづけていないと ワレワレは
 「苦しみ」に入り浸り 遊泳してしまう
 おとぎ話でさえ そんな浮き上がった彼らを助けようとするのだ


  * 


 木を抱くと 

 森が見えた、鳥の話を

 披露しよう














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